You're My Best Friend
Written by John Deacon
Recording information by Philipp
(PraxisNothaft@t-online.de)
*オリジナルはこちら*
1975年夏に録音
1975年『オペラ座の夜』上でリリース
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総論:
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非常に利巧的にアレンジされたポップソング。
この曲のヒットによって、ジョン・ディーコンは
著作権料を得ることのできる三番目のメンバーとなった。
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ドラム & パーカッション
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ロジャーがドラム・キット・トラックを担当。
ほぼ同じピッチで叩くように調節している。
後でジョンがハンドクラップ・トラックを追加している。
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ベース (John)
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フェンダー・ベース。ディーコン氏のメロディックな
フレーズはかなり高音である。
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エレクトロニック・ピアノ (John)
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最初にサウンドの土台となっているベーシックな
リズムトラックを録音している。
2番目のトラックにはベルの音のような多重録音が含まれている。
おそらくエレクトロニック・ピアノはミキシングデスクに
直結しているようだ。ジョンが使用しているのは
Fender Rhodes Piano。(教えてくれた Mattに感謝)
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ギター (Brian)
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5つのギタートラックを録音。ひとつはソロ・ギター、
その他はマルチ・トラック・バッキング。
ブライアンはジョンが作った小さなアンプを使用しているの
ではないかと思う。(ジョンは電子工学の学位を持っている)
多くのトレブルとサステインがみられる。おそらく、
トレブル・ブースターを使っているのだろう。
勿論、全てのトラックはレッド・スペシャルで演奏されている。
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ヴォーカル:
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メインのバッキング・コーラスは3トラックで行われたようである。
(フレディ、ロジャー、ブライアン)
その後、フレディとロジャーが追加のバッキング・ヴォーカルを
録音している。メインのリード・ヴォーカル・トラックの他にも、
フレディは追加のヴォーカルを録音している。
弾んだバッキング・ヴォーカルである。0:50と1:12の間で、
リード・ヴォーカルは右にパンしていき、バッキング・ヴォーカルは
左へとパンしていく。また、最後の部分のバッキング・ヴォーカルに
注目すると、ほとんどのベースの周波数がその声でフィルターされて
いて、「古いラジオ」か何かのようなヴォーカルを生み出している。
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付記:
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ジョンの2作目の曲だというのに、トップ10ヒットに躍り出た。
彼はいつでも「ラジオで耳に馴染む曲」の作り方を心得ているようだ。
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