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▼▽天敵「Bass Queen」▽▼

レースクイーンちゃうっちゅうねん

カバー曲には寛容でいるつもりだし尊重もしているつもりだが、何度聴いても「これだけは許せん…!」と拳を硬くしてちゃぶ台に手をかけてしまうCDが、これ。
「BASS QUEEN 重低音の女王 We are the BASS champions」が正式名称で、発売元はイースト・ウエスト・ジャパン、販売元はワーナー・ミュージック・ジャパン、「世界BASS名鑑」と銘打ったシリーズの第二弾、純日本製である。(他にはディープ・パープルとレッド・ツェッペリンが出ているらしい)何やら「スペシャルゲスト」としてDJの名前が書いてあるが、そんな人物は生憎知らない。収録曲は以下の通り。

「BASS」という言葉が全面に出ていて、ジョンの曲が2曲も入っているとなれば、ジャケットの恥ずかしさ(インナーはもっとひどい)など構っていられない。「日本音圧協会認定」なんていう訳の分からん言葉もあるが、きっとベースが目立っているバージョンに違いない、そう思って期待して、聴いて驚いた。こりゃ何やねん一体?とにかく、ここまで原形をとどめていないカバーも珍しいのだ。面白いやん…などと妥協する以前の問題である。特にひどいのは「Killer Queen」。元曲忘れそうだ。全曲あまりに音が掴めないので、これはもしかするとベースだけを取り出して強調しているからなんだろうかと考えようともしたが、いくら音に疎い私でも「道連れ」のベースくらいは区別がつくというものだ。はっきりいってまるで違う。しかも肝心のベースはすべて機械音。そして、全曲インストだけで止めとけば良いものを、「Bohemian Rhapsody」の人をなめきったような日本女性の「ママ〜」に至っては呻き声が漏れる。(…ここまでけなすつもりはなかったのだが、これを書くためにもう一度聴いてみて、そうとしか書きようがないことを確信した)何が言いたかったんだ製作者は?ジョンに送り付けてやろうかとさえ思った。泣くぞ、こんなん聴いたら(ジャケットは喜ぶか…?)

聞く度に腹が立ってしまう天敵のようなこのCD、どなたか反論をお願いします。 そうすれば聴き方を改めますから。ほんとに。 一曲ずつ聞けばそうでもないのかもしれませんが…どうもソリが合わない…。


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