磨かれてゆく、ぼく
『ねえ、そこのイケテない君!
僕らと一緒にスターにならないかい?』
へえ〜? すたー?
どーでもいいんだけどな、ぼく…。
『じゃあ決まりだ。もう逃がさないからね(がしっ)』
うっ、なんかイケナイ道に入っちゃったのかも知れない…。
『さあさあ、もっと前に出て。笑顔はどうしたの笑顔は』
何が笑顔だよぉ…(むすっ)。
こんな胸の空いたシャツなんか着せられてさ、
ネックレスなんかさせられちゃって、
おまけにベースは借り物。泣きたい気分だよ…。
『そんな弱音吐く奴は、後ろからくすぐっちゃうぞぉ〜』
いやーん、やめてったらぁ…。
分かったよ、言うとおりにするよぉ。
そしてこれが今の僕さ。
どうだい、決まってるだろ?
やればできるんだよ、元がいいからね(ニヤリ)
…誰だい、「同じ顔しかできないの?」って言ってるのは!
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