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A Portrait Of QUEEN's JOHN DEACON

('Metal Attack' January '92)

DEACON - The facts:
生年月日 : 1951年8月19日
出生地 : レスター
身長 : 1.83m
髪の色 : ダークブラウン
目の色 : グレイ−グリーン

クイーン最大のナゾについて知りたくないか? ある意味、フレディ・マーキュリーの風変わりなライフスタイル以上のナゾだぜ?

ブライアン・メイは忘れろよ。奴も時々突拍子もないことしでかすが、ちっとばかしお偉いさんすぎる。 ロジャー・テイラーも今はどうでもいい。 クイーン最大級のナゾってのは、ベース・プレイヤー、ソングライター、たまにローディー、そんでもってビジネスマンの、ジョン・ディーコンのことだ。 ミュージックビデオの先駈けっていうか神サマみたいなグローバル・バンドにいながら実体の掴めない、滅多にインタビューを受けず、受けてもスウィートとはとても言えない無愛想な言葉を残す男の話をしようじゃないか。

特にハード・ロック系ファンにとっては、「彼らのクイーン」を栄光の座から独りで引きずりおろしていたかもしれない男が、奴だ。

クイーンの「ポップ感覚」はよく話題になる。「Misfire」ってなキュートな小曲や「You're My Best Friend」に遡ると、ディーコンはこの当時からクイーンの最前線にポップを持たらし批判の嵐を巻き起こしていたんだが、いつでも商業的には成功していた。賭けてもいい、アルバムクレジットをクイーンで統一した今でも「These Are The Days Of Our Lives」でディーコンが権限を握っていることは確かだ。(☆しかしこの曲は実際にはロジャーがメインだった) ジョン・ディーコンはお人好しのコネコちゃんだと思ってる奴がいても無理はないけども、口論で怖じ気づくようなシャイな男じゃないってこと。チェルシー・カレッジの理系学生だった頃にクイーンがベーシストを探しているのを知り、一番後でクイーンに入ったものの、その後も半年間学問を続けて電子工学の名誉学位までとったような奴なんだから。

今じゃディーコンの役割は少なく、クイーンの一員としての注目さえない。「Innuendo」のPVを見てみろよ。あの中でジョン・ディーコンがはっきり分かるか? 芸術的だが曖昧なイメージがあるだけだ。あれこそが、クイーンという組織の中での彼の存在を示している良い例だ。


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