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Queen 「クイーン きらめくロックの貴公子たち」

by Geroge Tremlett(一部抜粋)

(トライデントの創立者、ノーマン・シェフィールド氏のジョン評)
彼は奥深い男だ。皆に安定感を与えている。誰よりも慎重なのはおそらく、他のメンバーほど深く音楽に傾倒していないからかもしれない…。裏側じゃ、バンドのスポークスマンは彼なんだ、公には出てこないけれどね。プライベートでの彼のミュージシャン度は半分くらいだな。皆の前ではそのミュージシャンとしての面が最前に出て来るが。

(トライデント時代、J・ネルソンと共にマネージャー職に就いていたデイヴ・トーマス氏のジョン評)
グループ内で自立心が強い男だよ。朝だって起きるのはいつも一番早かった。他のメンバーだと、朝10時にコールしてもなかなか起きなくて、それが10時15分になり10時30分になってしまうんだが(特にブライアン・メイが早起きを嫌うんだ)、ジョンに翌朝の出発時刻を知らせておくと、5分か10分前には準備万端でホテルのロビーで待っているんだ。彼は非常に物静かで、しっかりしていて、いつでも分別をきちんとわきまえている。メンバー間の潤滑油になっていたんじゃないかな。サウンド・チェック時に騒動が起きても、分析的にアプローチするのはたいていジョンだからね…。音楽以外では、Queen's Park Rangers(サッカー・チーム)がかなりのお気に入りだった。よい気晴らしだったようだ。音楽だけに固執しているという風ではなかったな…心底入れ込んでたのはよく分かるんだけど。たぶん、時が来たら、田舎の一軒家を見つけて、静かで平和な生活をするのはジョンが一番先だと思うよ。


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