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MUSIC LIFE 76年5月号

(ブライアン・メイ、ジョン・ディーコン V.S.水上はるこ、東郷かおる子)

僕らがロックの初体験だなんて感激だなァ!

3月28日、大阪ロイヤル・ホテルの一室で、私たちはブライアン・メイとジョン・ディーコンとむかいあっていた。ブライアンのカーリー・ヘアと端正な顔立ち、ジョンの柔和な微笑み――すでに何十回となく、ステージ上で、ミュージック・ライフの誌上で見慣れた顔である。考えてみれば、私たちはすでに2度も3度も、こうやって彼らと顔をつきあわせているのだ。最初は1974年のニューヨーク、次に75年の来日時、その後、東郷記者はイギリスでクイーンの取材をしている。そこにはすでにミュージシャンと記者といった堅苦しい雰囲気はなく、私たち4人の間にも”今更インタビューなんて”という、ちょっぴりリラックスした空気が流れていた。

「ねえ、ブライアン、どうかしら。あなたたちも多分インタビューなんてものにはあきあきしていると思うの。クイーンのファンも、きっと今回はもっと楽しい記事がミュージック・ライフに載ると期待しているはずだし、今日は私達が質問してあなたたちが答えるという形式を破って、ミュージック・ライフとクイーンの対談っていうのはどうかしら?」私達のこんな提案も、彼らにとっては別にとっぴなものでも何でもなかったらしい。ブライアンが大きな目をあげて「あっ、おもしろそうだね」と小さく叫ぶ。「やってみようぜ」とジョンも半分身体を乗り出してきた。

そうして、ここに白熱対談・クイーン対ミュージック・ライフという、日本で初の楽しい企画が実現したのだ。軽いジョークをとばしながらも、日本での人気の様子をしきりに気にしていた彼ら。これは、普段のインタビューからは想像もできないほどリラックスした、クイーンの裸の姿である。

★やっぱり気になる日本のファンの平均年令

ML:今月の午後、相撲をみにいったんですってね?どう、楽しかった?(3月28日、クイーンのメンバー4人は大阪府立体育館に大相撲大阪場所の千秋楽を見に出かけた)

ブライアン:やあ、とってもおもしろかったね。ルールも単純だし、通訳の人がそばにつきっきりで説明してくれたんだ。

ジョン:本当のことをいうと、最初はわけがわからなくて退屈だったよ。でも、力士の名前が呼び上げられると、観客がワーッと叫ぶだろ、それで人気の具合がわかるんだ。(☆いつもそうやって自分達の人気の具合もチェックしているからだろう)ハハーン、この組み合わせは、きっと人気者どうしなんだなと思ってみると、だんだんおもしろくなってきてね。最後の試合なんか、何だか僕までまわりの人といっしょにギャーギャー叫んでしまったよ(笑)(☆影響されやすい奴)

ブライアン:興味深いと思ったのは、リング(土俵のことか?)に力士が出て来るだろ。その時の2人は非常に礼儀正しく、形式的にもうっとりするほどみごとなんだな。ところが、いざ試合がはじまると、もう礼儀なんてどこかへ吹き飛んじゃって。あの突然の変わり方にはびっくりしたね。僕も、いったい誰が人気者で誰が強いのかはわからなかったけど、観客の歓声の大きさで大体見当はついたよ。

ML:歓声といえば、ブライアンもジョンも、もう歓声にはすっかり慣れてしまっているんじゃないかしら。だって、空港でもホテルでも、もちろんコンサート会場でもファンの歓声がすごいものね。

ブライアン:そうなんだ(笑)特に羽田空港では驚いたね。税関を通っている間でも、ロビーにいるファンが叫んでいるのがきこえてくるんだ。もちろん、また今年もこんなに歓迎されてうれしいなって気持ちでいっぱいだったけど、一歩税関を出るとサァ大変。ワーっと女の子たちが押しよせてきて、髪の毛はひっぱられるし、靴は片一方なくなるし、マネージャーのコニー(女性)はこわいって泣き出すし、出迎えの車に行き着くまでが大騒動だったものね(笑)ファンの中には、朝早くから空港で僕らの到着を待っていてくれた人もいるそうだから、ここでその人たちにありがとうっていってもいいかな。

ML:いいですよ、さあ、どうぞ!(笑)去年は税関の裏口から逃走したでしょ?今年もそうかなって思ってたのに、正々堂々と正面から出て来たものね。

ブライアン:日本のクイーン・ファンの平均年令は世界でも一番若いように思うんだけど、大体いくつくらいかな?というのは日本の女の子は本当の年令よりも若く見えるので、僕らにもはっきりとわからないんだ。

ML:そうですね、若いファンは11才か12才ですよ。平均は14〜16才でしょうか?

ジョン:やっぱりイギリスやアメリカより、ずっと若い人たちが僕らのレコードをきいているんだね。イギリスでは14才から18才までが僕らのファンの平均年令かな。

ブライアン:イヤ、ジョン。もうちょっと年が上のファンも多いと思うよ。

ジョン:そうだな。じゃあ、14才から100才まで(笑)そこまでいかなくても、30才くらいのファンもいるよ。平均は18才から25才くらいかな。

ML:ずい分日本と事情が違うんですね。日本のクイーン・ファンの中には、それまで他の種類の音楽をきいていて、クイーンで初めてロックにふれたという若い人たちも多いんですよ。

ブライアン:実は僕もちらっとそんなことをきいたことがあるよ。僕らがロックの初体験だなんて、そんなに光栄なことはないね。でもこれからの僕らはもっと高い年令層のファンを開拓して行きたいと思っているんだ。日本の一般的なロック・ファンが僕らのことをどう感じているか、ちょっと気がかりなんだ。

ML:残念なことに、あなたたちがデビューした時より、男性のファンがヘッたのじゃないかと思うんです。コンサートでも、8割以上が女性でしょ?多分、クイーンがあまりに若い女の子に人気があるので、あれはティニー・ボッパーだからオレは意地でもクイーンはきかないって頑固なファンもいるのじゃないかしら。中には、女の子にばかりモテやがってと、半分、ジェラシーでクイーンをきかないファンもいるみたいよ(笑)

ジョン:ワア、くやしいなあ。そんな人たちにこそ僕らの音楽をきいてほしいのに。僕らの前に、イーグルスやドゥービー・ブラザーズが日本公演をしたそうだけど、ずい分人気があったんだって?

ML:ええ、日本では最近、アメリカン・ロックのファンがふえているんですよ。あなたたちはアメリカン・ロックをきいたりしますか?

ブライアン:僕はイーグルスは好きだな。ある時期まで進歩してしまうと、それから先は進歩しないものね。(それ皮肉?)
★僕らはもうレッド・ツェッペリン以上だよ

ジョン:でも何度考えても不思議だな。日本のクイーン・ファンが世界で一番若いなんて。だって言葉の問題もあるだろうし――。

ML:もしかしたら、ミュージック・ライフの責任かもしれませんよ!!(笑)

ブライアン:アッハッハ。そりゃないと思うよ。でも、はるか遠くはなれた国に、何かをプロモートするってのは大変なことだね。イギリスでは僕達は常にジャーナリズムと接触していて、やりたいようにプロモーションをしているんだけど、アメリカや日本じゃ、それはレコード会社のやり方にかかってくるしね。日本でこんなに人気があるのは、僕らにとってこの上ない名誉だけど、アイドルとしてより、ミュージシャンとしての人気があればなおうれしいよ。

ML:私たちも、もう10年以上ロックをきいていますが本国イギリスやアメリカをさしおいて、まず日本で人気が出たことなんて、前例がありません。これは奇蹟ですね。

ブライアン:ウン、僕らは本当に幸運なスタートを切ったんだ。日本のファンのおかげでね。欲ばりかも知れないが、僕らの今の願いはただひとつ。もっと幅広いファンに、僕らの音楽をきいてほしいってことだ。イギリスでもつい最近まで限られたファンしかいなかったんだよ。でも”ボヘミアン・ラプソディー”がヒットしてから、ファン層はずっと広がったしね。

ML:来年コンサートをした時は、もっと幅広いファンが観に来ることを期待しましょう。ところで、日本に来る前のアメリカン・ツアーの反響はどうでした?

ジョン:ウン、3度目のアメリカン・ツアーだけど、ついにやった――って手応えだね。

ブライアン:そうそう、これまでのツアーは2度も僕やフレディの病気のためにうまくいかなかったけど、今度は行く先々で大成功だったよ。

ML:私たちもアメリカの音楽新聞なんかを読んで、コンサートの評判を知ったのですが、中にはレッド・ツェッペリン・クラスの大物グループになるだろうって書かれた記事もありましたね。

ブライアン:もうツェッペリン以上だよ(笑)でもアメリカの新聞の批評をあんまり真剣にとらないほうがいいよ。僕らはそれこそピンからキリまで、いろいろ言われたよ。クイーンは最悪だというのから、クイーンこそ第2のツェッペリンになるだろうというのまで。最初はそれを読んでイライラしたり腹が立ったりしたけど、すぐに、そんな記事を書いているのは、音楽のことなんか何も知らないただの記者だということに気がついたんだ。ファンの方が、記者よりはるかによく僕らのことを理解してくれているね。

ML:私達が最初にニューヨークであなたたちのコンサートを観た時はまだモット・ザ・フープルの前座でね。はっきり言って、それほど強烈な印象を受けなかったんです。ステージも非常にシンプルだったし、モット・ザ・フープルのシアトリカルなステージの方がショックだったしね。何よりもまだレコードが一枚しか出てなくてアメリカでは知名度ゼロに等しかったでしょう?

ジョン:そうそう。あのコンサートのあと、キミたちにバッタリとレストランであったんだよね。

ブライアン:僕もよく憶えているよ。ニューヨークの50丁目のレストランにはいっていったら、突然、日本の女性がふたり、失礼ですがあなたたちはクイーンのメンバーですかってきいてくるんだ。今だからいうけど、アメリカに上陸して2週間くらいだったけど、街でクイーンですかって声かけられたのは初めてなんだ。あの時、初めてミュージック・ライフをみせてくれたけど、僕等の写真が載ってるじゃない。あんなに驚いたことはないね(笑)

ML:そうそう、全員、あ然とした顔だったものね。実は私たちの方も、あなたたち以上に驚いたわけですよ。今だからいいますが、私たちも、レストランで食事をしていたら突然、クイーンがはいってきたので、もう足がガタガタ震えて、立っていられなかったくらいですよ(笑)

ブライアン:それはそれは、驚かせてゴメン!(笑)でも、僕はその翌日、病気(急性肝炎)でたおれちゃったんだ。

ML:そういえばステージでも元気がなかったものね。ところで、日本公演とアメリカ公演とでは、内容が同じなのかしら?

ジョン:基本的には同じなんだが、ほんのひとつかふたつ異なるところがあるんだ。日本ではマグネシウムを爆発させてショウ・アップすることが許されていないので、それができなかったのが残念。去年は使ったんだよ。

ML:そのあと、プロモーターがきっと消防署におこられたんじゃないかと思いますよ。

ジョン:ウン、そんな話をきいたよ。今まで世界中で使ってきて、一度も事故なんかおこしたことがないのに、残念だなあ。

ML:日本は何ごとも安全第一の国なんですよ。ほら、ホテルでも、道を歩いていても、これほど安全で犯罪の少ない国は世界でも類をみませんよ。

ブライアン:そうだそうだ。空港でも僕らは安全に脱出できたものね(笑)
★練習する暇がなかった「オペラ座の夜」

ジョン:「オペラ座の夜」は日本では何枚くらい売れてるのか知りたいなあ。

ML:そうですね。10万枚くらいかしら。

ジョン:どうやってわかったの?レコード会社の人が教えてくれたの?

ML:ちょうどビルボードやキャッシュ・ボックスみたいな業界誌が日本にもあるんです。そのアルバム・チャートをみれば、大体売れた枚数がわかるようになっているんです。

ジョン:あっ、知ってる。コンフィデンスっていう雑誌だろ?(注:オリジナル・コンフィデンス誌のこと)

ML:ジョン、詳しいんですね。
(ここでジョン、ちょっと得意げ)

ブライアン:10万枚売れるって、いい成績?

ML:ええ、日本では、ロック・グループで10万枚レコードが売れるのは、ビートルズは別にしても、レッド・ツェッペリンとピンク・フロイドくらいですから。デビューしてからわずか2年で、こんなに売れるなんて、すばらしいですよ。

ブライアン:それはいいことをきいた。ところで、キミたちは、今回のツアーを前回と比べてどう思った?

ML:「オペラ座の夜」からの新曲をもっとやると思っていたんです。ところがたった3曲しかやらなかったでしょ。それにステージ・アクションとか仕掛けが去年とほとんど同じだったから、実をいうとちょっとがっかりしたんです。

ブライアン:エッ?つまらなかったって? ウワァー、それはキツイなあ。新曲をやらなかったのは、あのアルバムをレコーディングし終えて、すぐに英国ツアーがはじまって、それからもツアーの連続だっただろ。ステージで演奏できるだけの練習時間がなかったんだ。それにこのツアーは、別にレコードのプロモーション・ツアーじゃないんだから、新曲ばかりを期待していたんだったら、ちょっと違っていたかも知れないね。

ML:でも、普通、コンサートって大体、そのミュージシャンの最新アルバムを中心にプログラムが組まれるでしょ。

ブライアン:そんなバンドもいることはいるけど。僕はアルバムのためにコンサートをやっているんじゃないので、自分たちのアルバムの中から平均に曲を演奏するように心がけているんだ。

ジョン:少なくとも僕らはディープ・パープルよりは、いつもやることを変えているつもりだよ(笑)

ML:そうね、あなたたちがそういう姿勢でショウを構成しているんだったら、私たちが勝手に期待しすぎても仕方ないしね。でも大ヒットした”キラー・クイーン”や”ボヘミアン・ラプソディー”をメドレーでしかやらなかったのは、やっぱり残念だわ。

ブライアン:それは何度もいわれたよ。だけど、今まで会った人はみんな、今度のステージは前のよりずっとよかったって言ってくれるよ。お世辞かな(笑)

ML:そんなことないでしょ。日本人は正直だから、きっと彼らはそう感じたのよ。ところで「オペラ座の夜」の中で、ブライアンがミニ・コトをひいているでしょ。

ブライアン:ウン、あれは日本のウィッシュボーン・アッシュ・ファン・クラブがプレゼントしてくれたものなんだ(笑)とてもかわいい音を出すので、メチャクチャに弾いていたんだ。ある日、突然、あっ、この音にあう曲があると気がついて、あわせてみるとピッタリッ。もちろんお遊びだけど、僕は雰囲気が大好きなんだ。

ML:「オペラ座の夜」ってタイトル、最初はマルクス・ブラザーズの映画のタイトルからとったのかと思ったんですけど、何か関係があるのですか?

ジョン:エート――(笑)
    ☆はいそうです、次のアルバムもマルクス・ブラザーズから取る予定ですと言いたくても言えなかったらしい。

ブライアン:あるよ、あるよ(笑)(☆うまく答えられなかった不器用な弟を励ますような感じである)ふたつを分析してみると何か複雑な関係があるってことがわかってくるはずだよ(笑)あれはシングルの寄せ集めで作られたアルバムじゃないんだ。これまで僕らがやってきたことと、まったく違っているという自信があるね。あのアルバムのために僕らは時間とお金をたくさん使った。それだけに僕はあれが自分達の野心作だと言える自信があるよ。
★税金の重みでイギリスを逃げ出すなんてひきょうだ

ML:そういえば、私たちは今年の1月に取材のためにロンドンに行ったんですが、会うミュージシャンはみんな開口一番、”クイーンが日本で大人気なんだって?”とこういうんですよ。みんな気にしているみたいですね。

ブライアン:アッハッハ。そうかい? ロンドンではどんなミュージシャンに会ったんだい?

ML:ミスター・ビッグ、キャメル、フランキー・ミラー、ユーライア・ヒープ、イエス、ウイングスetc.

ジョン:あっ、僕ユーライア・ヒープ好き!

ブライアン:ミスター・ビッグはどうだった?彼ら、僕らの英国ツアーの前座をやったんだよ。個人的にも仲がいいし、いいグループだな。日本での人気はどう?

ML:ええ、あなたたちには及びませんが、最近のイギリスのミュージシャンとしては大変な伸び方をしていますね。でも、あまり人気者になりすぎても、税金の問題でイギリスから逃げ出さなければならなくなるし――。

ブライアン:そうなんだ。僕らの親しいミュージシャンの中にも、アメリカに住んでいる人たちが大勢いるよ。

ジョン:ディープ・パープル!!(笑)
    ☆それしか言えんのかキミは(爆)

ブライアン:僕はアメリカにだけには住みたくないね。イギリスの方が好きだもの。高い税金を払わなければならないのは事実だけど、単にそれだけの理由で生まれた国を逃げ出すなんてひきょうだ。イギリスの税金制度は、長い間にわたってコツコツかせいだ金には税金がかからないけど、短期間にワーっとかせいだ金には高い税金がつくんだ。僕らも含めてロック・ミュージシャンはほんの1、2年の間に何千万という金をかせぐわけだから、90パーセントは税金にもっていかれるんだ。だけどもしそれも同じ金額を10年かかってかせぐと、税金は少なくてすむんだ。僕にいわせりゃ、このシステムは決して不平等でも何ともないと思うよ。
ML:私たちにはカンケイないわ(笑)

ブライアン:話はとぶけど日本のファンから、僕たちの歌詞についての手紙をよく受け取るんだけど、そんな手紙は日本からしかこないんだ。つまり、日本のファンは僕らの歌の歌詞にも非常に興味を持っていることかな。

ML:そう思いますよ。私たちのところにもそんな手紙がたくさんきますもの。ところで、日本公演のあとは、どのようなスケジュールになっていますか?

ジョン:オーストラリアでコンサートをやるんだ。10回くらいの予定だよ。それからイギリスへ帰って、2週間くらいホリディがあるんだ。もう3ヶ月もコンサートで家をあけているからね。

ML:奥さんが恋しいんでしょ?

ジョン:あれっ、それはいわない約束だろ?

ML:でも日本の他の雑誌やラジオで発表してしまったんですよ。

ブライアン:じゃあ、ジョンは実は4人の子持ちだったってこともわかってしまったのかい?(笑)
    ☆おしいなブライアン!

ジョン:そりゃないよ、ブライアン!!

ML:本当は子供はひとりなんでしょ? 名前は?

ジョン:ロバートっていうんだ。

ML:意外に平凡な名前をつけたんですね。

ジョン:ジョンよりはちょっとましだね(笑)

ML:さっきの続きだけど、今後の録音予定は?

ブライアン:まったく未定だね。次のアルバムのための作曲さえもできてないんだから。でも旅行中に曲を作るなんて無理だよ。家で作曲するのが一番リラックスしていいね。

ML:次のアルバムが勝負ですね。幅広いファンを獲得できるかどうかの。

ブライアン:ウン、僕らもがんばるよ。

ML:どうも長い間ありがとう。楽しかったわ。

ブライアンとジョン:僕らもだよ!!

あっという間にすぎてしまった2時間。どんなに人気スターになっても、ファンや雑誌記者に対するいたわりの心を忘れない彼らの、暖かい思いやりの心が感じられた。あなたも、これを読んでそう思ったでしょ?(☆といわれましても)

要所でお茶目な発言をする姿が微笑ましいが、ブライアンの語りっぷりに完全に押されてしまって、単語しか言えなくなっているのがちょっと悲しい。
(76年の増刊号よりもロングバージョンなので、こちらを採用することにしました)


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