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週刊プレイボーイ84年4月24日号「ザ・ミュージック'84」

クイーンが2年ぶりに、ニュー・アルバム「ザ・ワークス」とシングル盤『RADIO GA GA』を発表した。そこで、現在のクイーンを支えるロジャー・テイラー(ドラムス)とジョン・ディーコン(ベース)に早速・インタビュー。

ロジャー: WPB(☆Weekly Play Boy)って、どんな連中が読むんだい?

PB : 中学生から社会人まで、正しい青少年が読む雑誌だよ。

ジョン: OH! そいつはビッグな雑誌だね。 (☆喜ぶなよオイ)

PB: ところで、今回のアルバムは2年ぶりだね。その間の休憩っていうのは、どんな意味があったんだい。

ジョン: ロジャーはソロ・アルバムを作ってたんだけど、僕は何もしてなかったんだ。とにかく僕ら全員ブレイクが必要だったんだ。大掃除したかったしね。 (☆子作りもね←くどい)

PB : ロジャー、グループとソロの違いって何?

ロジャー: やっぱり、グループではできないことってあるだろ。グループ内では言えない自分の主張みたいなものもあるし。ひとつひとつの曲には、個人が反映されるようになってきてるけど、まだグループが先だね。

ジョン: クイーンというフレームワークの中で、どれだけできるかって問題なんだよ。

PB : それはそうとジョン、君は今回のアルバムでは、1曲しか曲を書いてないね。

ジョン: 競争だからね。(☆ってことは負けたんかい) グループ内には4人のソングライターがいるから。

ロジャー : フレディとブライアンが多く書くっていうのが伝統になってしまってるしね。バカげた伝統だけど。

ジョン: その時点で1番いい曲をレコードにするというのが本当だからね。

PB : そのアルバムだけど…

ロジャー : 好きなアルバムのひとつだよ。

ジョン: ムダな曲がないしね。

ロジャー : その通り!

PB : 最後に、最近はイギリスの若いバンドが、アメリカで成功する例が多いんだけど――

ロジャー : ああ、それにはひとことあるんだ。世の中じゃ、ブリティッシュ・インベイジョン(英国バンドのアメリカ侵攻)なんて叫んでるけど、ちょっと待ってくれよ、だね。昔から、いつだってイギリスのバンドの方が先を行ってたことを忘れてもらっちゃ困るってね。

ジョン: これからの僕たちを見てもらえば、すぐにわかるさ。


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