-
★クイーンは民主派
-
今回のステージの構成を主に考えたのは誰ですか。ドライ・アイス・マシーンや舞台構成をも含めたメイン・プランを立てたのは誰ですか。
ロジャー:僕達は民主的なやり方を採っているので、構成プランについては全員が参加している。
フレディー:みんなでアイデアをもちこんで、そのアイデアが演奏する曲に合うかどうかを協議した結果、ああいうショーが出来上がってくるんだ。日本では見せられなかったアイデアもあるんだけど、それは消防法関係の規制で出来なかったんだ。日本以外のステージの写真を見たことがある人もいるだろうけど、もっといろんなのがあるよ。
ロジャー:そういうアイデアを実現できなくても音楽的には何らさしさわりはないんだけど、視覚的な面で、効果が薄らいだのはちょっと残念だったね。でも、消防の条例があるんで仕方ないね。
(シーン…)
ロジャー:去年はもっとたくさん質問でたのに、今年は静かだね。個人的な質問でもいいんだよ。
ジョン、あなたはステージでベースを弾く時、指を舐めているんだけど、どうして?
ジョン:おナカ減ってるから。じゃなくて、演奏しやすいんだ。
(シーン…)
ロジャー:ほんと、静かだね。電気消してロックンロール・パーティーでもやりまショか。ああ、隣りの部屋におサケ用意してあるんだったら、それ目当てに来てくれたんだね、キット。
-
★税金対策はシンチョーに
-
イギリスはとても税金が高いって聞いているんですが、どういう対策をたててるんですか。
フレディー:みんなそれぞれ考えが違うと思うけど、ぼくは日本に居たいなあ。それからアメリカに住むということはとても大変なことで相当腹をくくって住む決意しないとだめみたいだね。
ロジャー:税金対策のためは、ロサンジェルスへ逃げてきたロッド・スチュワートみないな人達を知ってるけど、あまり幸せそうじゃないね。
ブライアン:中間の方法もあって、レコーディングを海外、つまりイギリス以外の国でやるというような対策もできるね。イギリスの自分の家に3、4ヶ月いて、また外国へレコーディングのために出かける。こういうことを繰り返してると、どこが自分の家なのかわからなくなっちゃうね。
フレディー:税金対策として一番いいのは、税金とられる前に使っちゃうことだよ。日本には着物だとか、そのほかいろんないいものがあるんで使ってるよ。
あなた方がソロ・アルバムを作る予定なんかはあるんですか。
フレディー:うーん、時間がまずないね。グループのことを考えるだけで精一杯で、ソロ・アルバムの事を考える余裕がない。
ステージで着物を着る時は女性ものが多いようですが、それはどういうわけですか。
フレディー:女性用の着物のほうがきれいだし、舞台効果が上がるからだよ。
-
★ジョン以外は全員独身
-
皆さん、結婚してるのかどうか、ファンの人達がすごく気にしてるんですけど。たとえばジョンさんには子供が3人いるとか、フレディーさんはもうすぐ生まれるとか生まれないとか。皆さんたてまえは独身になってるんですが、本当のところはどうなんですか、公式に発表してください。
ロジャー:イギリスの雑誌ではブライアンとぼくが関係があるなんて記事を書いてるよ。ジョン以外は皆独身です。ジョンには子供が10人います。
フレディー:もうすぐ11人目が生まれるそうです。
ロジャー:本当はジョンには子供が1人います。リトル・ボーイです。
ジョン:ニックネームは”フロッグ”です。本名はロバートです。
-
★日本のロッカーへ忠告!!
-
ジョン・リード・エンタープライズと最初に接触した時のもようを教えてください。
ブライアン:8ヶ月前、以前マネージャーをしていてくれた人には満足できなかったので、もっと有能なマネージャーを探していたんだ。
ロジャー:たくさんの人にあたってみたんだけど、最終的にジョン・リードとクイーンの組み合わせがうまくいくんじゃないかということで、契約が成立した。ニュー・アルバム『オペラ座の夜』から新しいマネージメントを担当してくれていた『トライデント』は、レコード会社と同じ会社だったので、そういう状態だと問題が起きる。だから、日本のロック・グループに忠告してあげたいんだけど、レコード会社とマネージメントを同時に兼ねている会社とは契約しないほうがいいね。
何やら盛り上がりに欠ける記者会見だったようだ。タイトルがジョンの事だったので掲載してみたが、二言しか喋ってないからつまらない…。