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deaky weekly 「ディーキー・ウィークリー」Vol.88

2001.9.15--9.22

この一週間当サイトで持ち上がったジョン関連の話題をまとめました。

The Week In The History


What's New ?(今週の更新)


What's In?(今週のディーコンさんネタを総ざらえ)

MPT管財人辞退の理由は

今週更新した「Living On The Edge」の中には興味深い記述が多くて、ついつい長話をしてしまいました(^^;) 一つ目はMPT(マーキュリー・フェニックス・トラスト)管財人の件です。

3年前にベジャールのバレエを大阪でみた際、日本のFMA(フレディ・マーキュリー協会)さんが寄付を募っていて、何気なくMPT設立の言葉のようなものが書かれた看板を見たら、管財人にジョンの名前はありませんでした。(ブライアン・ロジャーそしてジム・ビーチだったような…。)その時から結構気になってたんですが、「インタビューなら誰それ担当、というように、メンバー間でそういう役割があるだけのことでは?」と以前どこかで(ここかな?)答えてもらって、なるほどそうかもしれんなと半分納得しかけてたんですよ。

でも、今回の本には、ジョンは発起人になることを「拒んだ(refused)」と書いてありました。この本、途中でブーさんとジョンの発言を取り違えてたり、かなりタブロイド的なネタも多いので、鵜呑みにするのもどうかとは思いますが、単純に「役割があったから」とか、「名前を入れ忘れられてしまったから」(おいおい)とかいう訳ではなさそうですよね。(それであの黄色い追悼ポスターにサインがなかったのかな?)

ロックの殿堂のときもそうでしたが、ロビーとの伝チャンとか、フレ像の除幕式等まで遡ってみると、「どうでもいいから出ない(やらない)」んじゃなくて(だって、どうでもよかったら2人とつるんでる方が楽ですよ…ひとりだけバッシングされたりしないで済むし)、何かジョンなりのすごく強い意志が働いているんじゃなかろうか、なんでこんなに頑固オヤジになっちまったんだ、前から頑固だったのが表面に出てきただけなのか、いやどっちにしろ好きだけど(笑)とあれこれ考えてしまいます。

  • (クロビットさん) 「Living On The Edge」の記述、感動です!ジョン、素敵!(*^^*) きっと一人の友人をネタに(言い方悪いのですが)して生きていくのは嫌だったんでしょうね、それともこの世に居なくなったフレディをやっとこさ「個人」にしてあげたかったのかな。真意はどうであれ、頑なに何か貫こうというところ、自分に思わず照らし合わせて考えてしまいます。そんなに一本気で出来ることってあんまり無いなあ…ふがいないなあ、と。
  • (スクウィーキーさん) トリビュートにしても何にしても、いなくなったからといって誰からも忘れられてほっとかれるのも寂しいもんですが、その辺はブライアンとロジャーがしっかりとやってくれて、それでもあんまり大げさに取り扱われると、 かつての「フレディ・マーキュリー」とはかけ離れたものになってしまうという危惧の念はしっかりとジョンが守ってくれて・・・。そう思うと、「フレさんは幸せもんだなぁ」と嬉しくなります。うふふ♪
  • (西塔星夏さん) 「Living On The Edge」は私も持っていますが、あの文はJohnファンには ツボ過ぎますよね・・・推測文だしQUEENの場合何が本当か分からないのですが、でもそんなにJohnに好意的という本でもないし(もっともFreddie本での Johnの扱いはそれ程悪くないですけど・・・Freddieの周辺には受けが良いのか?)何となく信じられそうな気がして・・・というのはJohnファンの希望的観測か?!でも信じさせてくれる様なその後の行動があるし、夢でもいいからそう思おう。「誰もFreddieの代わりにはなれないよ!」と言っている彼だから・・・
  • (Naoさん) 良い話を教えていただき、ありがとうございました。フレディ亡き後のジョンの行動って、モントルーの銅像の落成式にもいなかったし、ちょっと薄情にも とれる、不可解な面が多々ありますね。これは本人にしかわからないし、ファンとしては是非語って欲しいところですが、きっとお墓の中まで持っていくんでしょうねぇ…それだからこそ、推測話にしてもジョンがそれだけの信念を持って行動していたとするなら、嬉しいですよね…彼には優しい人であって欲しいし。と、最近まともにジョンについて思考してないので(自爆)上手く表現できてないのですが。
  • (satoさん) なんと奥深い人なんでしょうか。流行モン好きにして且つこの思慮深さ…(且つその他諸々…)掲示板バナーのツーショットを見ながら、しばし物思いに耽ってしまいました。そして益々ジョンのことが気になってきました。
  • (くららさん) 以前ジョンのサインがないポスターの話題が出た時は、死までもイベントにしなければならないなんてと解せない部分もあって、溜飲が下がる思いでした。「この人はムーブメントに反抗している」と思えて凄く嬉しかったです。だからってブライアンとロジャーが割り切ってるとは思わないのですが・・・。ジョンも「しない」行動で言葉による表明に替えているのならネガティブな憶測も覚悟の上ですよね?
  • (BanKさん) 「Living On The Edge」のジョン記述、切ない気持ちになってしまいましたよ・・・。表舞台に出ないことでフレさんに対する気持ちを大事に守っていこうとしているというくだりには、私自身、とっても共感できました。
"過労で神経衰弱"の真相は

もういっこ「Living On The Edge」ネタです。

ゴシップネタが多いこの本ですが、"ガラスと握手で19針"や"ポルシェでごランコウ"がなぜか載ってないのに、86年に「過労による神経衰弱と言われていた状態から回復しつつある」との記事が紹介されていました。実際、マジック・ツアー頃のジョンが「おかしい」ことは「果てしなき伝説」にも書いてありますが、その時期じゃなくて、「回復しつつある」ことなんて果たしてゴシップなんでしょうか(^^;)

でもまあ86年の暮れにはモントルーでノリノリだったし(秋に撮影したオールバックな『リヴ・フォーエヴァー』のPVより、さらにはマジック・ツアーより若く見える!)、結構立ち直りの早い人なんだろうかとも思うんですが、実はこの後からなんですよね、フレさんの件が分かってくるのは…。私はジョンが「カインド・オブ・マジック」制作時からもう薄々フレディに対して何かを感じてたんじゃないか、それで参ってしまったんじゃないかと仮説を立ててましたが(『喜びへの道』も『心の絆』も、ジョンなりのフレディへの励ましかな?って)、ほんとは全くフレディとは無関係にヘロヘロになってて、あの2曲はむしろ、そんなジョンへのフレさん側からの励ましだったのか?とも思えてきました。もしそうだとしたら、後から「事実」を知ってしまった時にまた神経衰弱がぶり返してやしないかと心配なんですが。1年間ぶっ通しで作った「ミラクル」の直後からの「イニュエンドウ」の制作時、あまりスタジオに姿を見せてなかった、というのは、自分なりにコントロールしていたからなんでしょうか。また、早い段階で将来のことを思い悩んでいたために、誰よりも気持ちの整理がついてて、それで『輝ける日々』のPVみたいなあんな表情ができたのかなあ…?

  • (satoさん) ディーコンさん、もしかして、フレさんのことが分かって逆にシャキッとなったのかなぁとちょっと思いました。勿論計り知れないほどショックだったでしょうが、そこで絶望してしまわないで踏み台にして、更なる飛躍をしてしまう強さが彼と彼らにはあるような気がします。「ミラクル」「イニュエンドウ」には何か物凄い気迫を感じるので…モーツアルトの「レクイエム」やベートーベンの「第9」に通じるような… でもディーコンさんクールだし…見た目でわかんないし…(^^;)
  • (BanKさん) 最近「イニュウエンドウ」をよく聴きます。「Don't Try So Hard」は、既に発症しているフレディに対するジョンの本音だったのかなあ、なんて考えてしまいます。「そんなに頑張らなくてもいいんだよ」と語る歌詞と美しいメロディが、共に切なくなる曲ですね・・・。
  • (西塔星夏さん) さて、原因はなんでしょうね(笑)やっぱりプライベート込みなんでしょうけど。この時期の惑乱振りは、どちらかというと「なんとかなるかも知れない事で足掻く」状態だったのでは?と思わせる所がありませんか?どうにかなったかは別として。「バンドの在り方」にはかなり不満があったのでは、という言動も多い時期ですが。単純に息子(or娘)の反抗期だったとか、ヴェロニカさんが切れてたとか(笑)Freddieの件が分かってからの彼には、もっとどうする事も出来ないけれど、せめて見守ろうといった風な、諦めにも似た哀しみが感じられる気がします・・・でも「喜びの道」&「心の絆」がJohn→Freddieじゃなくて、Freddie→Johnというのも、考えてみると面白いというか、興味深い考察が生まれそう・・・
『道づれ』槍玉に

やはりというかなんというか、11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件はこの曲に影響を及ぼした模様です。(詳しくはこちらもしくはP&CさんのNewsでどうぞ)。しかし、ジョンの曲っていつも何かしら問題が出て来るんですよね…それだけメジャーだからってことにしておこうっと(^^;)

  • (satoさん) 私も事件直後、このタイトルが頭を掠めました。とほほというか、何というかですねぇ(^^;)まあ、我々(私だけ?)にとっての「地獄」というのはディーコンさん地獄やフレさん地獄といったヘイワなもんなのでディーコンさん、気にしなくていいよ…(?) 
  • (西塔星夏さん) 放送禁止リスト、公式には撤回された様ですね、色々考えてしまうのは 無理もないですが、行き過ぎない事を望みます。
流行りのリフ:『カインド・オブ・マジック』

海外リピーターさんのアンドリュー君(最近は差出人を「John Deacon」にして騙してくれないので寂しいぞ)が、ずっと前に(たぶんvol.55)話題になった、『カインド・オブ・マジック』のベースについてメールをくれました。要するに「流行りモン」好きがここにも現れてるってことですね(^^;)

この曲のベースラインはすごくシンプルだけど、グルーヴィーなリズムだよね。ジョンが使ってるリフは、80年代じゃすごくポピュラーなものさ。 「ライヴ・アット・ウェンブリー 1986」で聴くとすごくよく分かるアレね。 しーんとしてる中、ロジャーがシンプルな4/4ビートを叩き出して、ジョンがこんな風に弾くところ。

-d-|--0--0--------0--0------
-a-|--------2--0--------2--0

    1  + 2  + 3  + 4  +

このラインは、80年代特有のものなんだ。シンプルで覚えやすいスウィングだから、ポピュラーなんだろうね。


120,000 hit!

【編集後記】

なんだか1人で妄想全開モードになってて、いつも以上に書込みにくい掲示板に
なってしまったことをお詫びします。たまにこうなるのでそういうときはそのまま
放っておいてやってください(^^;)
来週は「The DIG」のクイーン特集号の発売(28日)が楽しみです★

BGM:The Works ←新調したCDプレーヤーの「筆下ろし」(爆)
mami