What's In?(今週のディーコンさんネタを総ざらえ)
- ラッティさんに聞く:ピック投げの真相
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今週一部抜粋させてもらった「An Illustrated Biography」(著者:Judith Davis)に、「ザ・ゲーム」が出たころくらいのライヴの記述で
「赤色の細いネクタイにタイトなグリーンのズボンのジョン・ディーコンは、一握りのきらきら輝くブルーのギター・ピックを客席に投げ込んでいた。」
というのがありました。ピック(おそらくいつもMartinのHeavy)は誰にもあげずにケチくさく使い回してたのかと思っていたのでびっくりでした。ジョン・ファンとしては世界中駆けずり回ってでもそのピックをコレクションに加えないといけないのだろうか…なんてことも考えてしまったんですが、ふと「そうだ、ラッティさん(ジョンとフレディのアシスタントだった人です)に聞けばいいんじゃん」と思い立って聞いてみることに。次のような回答をいただきました。
いいや ― ジョンは一度もオーディエンスにピックを投げたことなんかない。ステージ用のはいつも少ししかなかったからね。ステージではブルーのMartin Heavyを使っていたが、スタジオでは別の種類のものも使っていたよ。Martinのピックにはサム・グリップが付いていたから気に入っていたんだ。
…そうでしょうそうでしょう(爆) 著者のJudith Davisさん、ちょっとばかり妄想が逞しすぎたのかなあ? で、ついでに「ブライアンとロジャーにはそれぞれアシスタントがいるのに、どうしてあなたはフレディとジョンの両方のアシスタントだったの? 大変じゃなかった? もし差し支えなければ、どっちにこき使われたのか教えてくれない?」というのも尋ねてみたんですが(下世話な質問)、
僕はジョンとフレッドのローディーのほかに、クルーのヘッドも務めてた……たぶん、バカだったからだろうな! バンドが大好きで、信頼していたから、彼等のためならどんなハード・ワークもこなせたよ ― ありがたがられたことはめったになかったけれど。フレッドに比べたら、ジョンとの方が仕事はしやすかった。でも2人とも大好きで尊敬していたよ。うん、仕事はとても大変だったさ ― けれど物凄く楽しかった。僕も若かったからね!
というお答えでした。彼のように忠実なクルーが揃っていたから、バンドがいちだんと大きく成長していけたんだろうなあ…と、今でも当時の熱さが感じられそうなお返事に胸があったかくなりました。これからもいろいろ教えてくださいね、ラッティさん!
- (ぷちこっこさん)ピック投げの真相が解決してよかったですね。横目から見学していましたが、
ジョンは物を大事に扱うひとみたいなので、簡単に物を捨てそうじゃないですね。
本当に投げたら「スゲエなあ〜度胸あるぜ」と思っていたとこでしょう。
- (にゃん太さん)ピックの件、真相が分かったようで何よりです。でもジョンはピックを投げることはなくても、ベースはあちこちでぶん投げていたようですが(爆)。レア・ライヴでベース投げの映像を初めて見たときは、そりゃたまげました(@o@)
- (BanKさん)先ほど帰宅途中で近所の楽器店に立ち寄ってきました。ピックコーナーをしげしげ眺めながらディーコンさんが投げたとされるピックを探してみたのですが、実際には投げていないんですね…残念(^^;)
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