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★☆John Deacon Talks の巻☆★

今年(1999年)初め、とあるCD通販の店をサーフィンしていて見つけた一品。 ジョン単独のインタビューCDと聞いて食指が動かぬ訳はない。 たとえ早口で聞き取れなくても聞くことに意義がある、とばかりに 注文したのはよいが、Backorderで恐ろしく時間がかかり、結局 手にしたのはほぼ半年後であった。その分期待は非常に膨らむのは 当然といえよう。

貴公子

これがCDのジャケット柄である。 上方に描かれた覆面むちむちお姉さんはともかく、 ファーストの裏表紙の撮影大会のような様相の写真は 大変よろしい。胸元の抜けるような白さに嘆息。 …しかし正確に言うと、バーコードがあることでも分かるのだが、 これは「裏」なのである。それでは表は何なのか。 表には紙がなく、中のSHAPED CDが透けて見えている。

そして裏返した途端、底知れぬ衝撃(笑撃とも書く)が襲ってきたのだった。

夢に見そう

白い部分が縁だと思っていただきたい。 6つの巨大な鼻とへにょ口が襲いかかってくるような、生首CD。 目元にはご大層にブルーのアイラインが描いてある。 最愛の人(笑)のこれでもかな面を目の前にして、しばし言葉をなくした。 いつもこんな顔やんかと言われたらそれまでだが、キワモノだ……。

キワモノなのは中身もである。収録時間20分の少なさに驚いたのも束の間、 なんと、彼のインタビュー自体は3分しかない。 後の3分はロジャー、そして残りはひたすらブライアンのしゃべくり。 しかもその3分の内容は、QUEEN HEAVENでダウンロード可能なブツで、 マネージメントを統括してる話、税金高いねぇという話、アメリカにも家が あるんだよんという話だった。おそらく82,3年あたりではないだろうか。 (おおざっぱな訳はこちらをご覧下さい) 一応「MADE IN ENGLAND」のシールが貼ってあるのだが、怪しい。

スコーン食べたい

脱力していたものの、CDの穴から見える「リボン」が気になって、 無理やりこじ開けて取り出してみたら、「裏表紙」の裏に、見たこともない 「昼下がりのお茶会」写真が現れた。 まさに Pain is so close to pleasure.

ライザ・ミネリがさりげない。さすがフレディのフラット? 調度類もビクトリアンだ。 が、皆それなりに決めている中で、「もう一個食べてもいいかな…」と 手前のスコーンに気が向いてしまっているジョンの若さが眩しい。 …そういうことにしておこう。


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