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AMG(All Music Guide)のジョンのページを眺めていると、彼が「Executive Producer」を務めているCDというものが見つかった。AMGには前にもまんまと騙されたことがあるので(Surfin' Senoritaの巻参照)、眉ツバものだといえばそれまでなのだが、そんじょそこいらのプロデューサーではない、エグゼクティブ・プロデューサーという言葉が引っかかる。いかにもお金が有り余っていそうな人の肩書きだ。
今年(2004年)発売された問題のCDは、Wardaさんという女性歌手(中東出身)の「Harramt Ahebbak/Batwannes Beek」。ちょっと読むのに苦労します(というか発音できません)なこの2枚組CDのレーベルは、アラビアEMIとある。アラビアはともかく、EMIという文字がこれまたそれっぽい。
さらに詳しく調べてみると、Wardaさんの活躍時期は80年代からということも分かり、色々なジャンルにアンテナを伸ばしていたジョンがふと耳にしていても不思議ではないといえた。意外な人脈を持つことでも有名(らしい)彼のこと。「ディーコンさん、こういう人いるんすけど、いっちょどうすか」とパーティーでばったり会ったおエライさんに言われて、ああそういえば聴いたことあるなあと思い出し、なんとなくプロデューサーを引き受けてみる…そんな、ちょっとヒマ人な金持ちディーコンさんの図が容易に想像できるというものである。もしかしたら、もしかするかも…?
こう考えてしまってはもうノー・ターニング・バック。買うしかない。またそんなときに限って日本のアマゾンで楽々注文できた上、数日後に商品が届いた。買えそうでとうとう買えなかった日本版「Bushfire」とはえらい違いだ。
踊るマハラジャ系とでも言おうか、直に手にしたジャケットはかなり濃い。アナタは一体どこまで行くんだディーコンさん。心で突っ込みつつ最初にインナーを見た。あった!
…やっぱり別人。まさにGショック。 どこまで行ってるんだ自分。
まあ折角なので1枚目を聴いてみると、アラビア〜ンなポップス(歌謡曲と書いた方が近いか)が揃っていた。Wardaさん、公式サイトのみならずファン・サイトも多数ある、その筋では有名な方らしい。だが2枚目は聴いていない。さすがに。(*興味のある方はAMGのサイトで試聴できるようですのでどうぞ)
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