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サミーは塞いだ気分で 際限なくショウを見ていた 時が来たのを知りながら 死人のような生活を 抜け出す時だと知りながら ボスは言う なあ お前 そろそろ そんな馬鹿げた考え 追い出しちまえよ アタマから なあ サミー いったい 何様のつもりなんだよ このエメラルドバーを掃いときゃいいんだよ 翼を広げて 飛んでゆきたい 飛び立つんだ はるか彼方へ 小さな翼でも 広げれば行けるさ 飛び立とう はるか彼方へ 気をしっかり持って 分かってるだろう きっとうまくやれる それが自由ってものじゃないか いつも夜はホテルでひとり 考えを胸に秘めながら 間もなく部屋を後にする 願い続けて はるか遠くへ行きたいと |
ここには何もないから 引き止めるものは何もないから 小心者で 運もなく 何をするのも楽ではなかった だが決心はついた その時が来たんだ 最後のチャンスかもしれないその時が ボスは言う よく聞け小僧 お前が追うのはいつも夢 まともな野心もないくせに そんな遠くへ行けるものか なあ サミー 何様だと思ってるんだよ このエメラルド・バーでなぜ満足できないんだよ だけど ほら 翼を広げて 飛んでいこう 飛び立つんだ はるか彼方へ 小さな翼でも 広げれば行けるさ 飛び立とう はるか彼方へ 気をしっかり持って 分かってるだろう きっとうまくやれる それが自由ってものじゃないか |